むぎ です!
私は地元のテレビ局(CATV)で動画編集やナレーションなどのお仕事をしています!
現在は結婚して地元を離れているのですが、今でも在宅で
映像編集・ナレーション・更には最近ラジオのパーソナリティーまでするようになりました^^

動画編集スクールに通っていたの?
と思われるかもしれませんが、全くの未経験から地方テレビ局に入社して現在一人でニュース映像を仕上げれるまでなりました!
お仕事の中で身に着けていった動画編集の技術。
動画編集に絞って私の経験をお話していきます^^
現在の仕事にたどり着くまでの経緯はこちらでご紹介しています↓


動画編集はじめは全くやるつもりなかった



動画編集を身に付けたくてテレビ局に入社したんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、私の場合は全く違いました。


↑自己紹介でもご紹介していますが、初めはナレーションの仕事のみアルバイトでやるつもりで、しかたなく始めた動画編集。
先輩の作業画面をチラッと見ては、こう思っていました。



何!この複雑そうな画面は!
正直、最初はやりたくないし、私には無理だと思いました。
でも社長からのひと言で流れが変わります。
「仕事、将来は完全在宅でできるよ」
……え?在宅で?それはちょっと魅力的かも。
しかも、当時はとにかく人手が足りてませんでした。
地方の小さい会社、分業できる人数がいるわけでもなく、会社辞めるか他の部署に行かない限り動画編集からは逃れられません(;^_^A
ということで、動画編集の世界に飛び込むことに….
動画編集って、地味にすごく大変
やってみてまず思ったのは――



やること、めちゃくちゃ多いじゃん!
テロップを入れたり、音声を整えたり、ナレーションを収録したり。
想像の10倍くらい大変でした。
テロップは全て手打ち!?
とくに驚いたのが、テロップ。
テレビで流れてるやつって、てっきり自動で出るものだと思ってたんです。
でも、現実はぜんぶ手打ち。
一文字ずつ、ポチポチ入力します。え….ホントに!?
出来た!と思ったら最後に音量調整まで…
編集終わった!と思って先輩にいうと
「音量調整やってないでしょ!」といわれました。
音量調整も地味にしんどい!!
機材が壊れないようにするため、ボリュームをある程度一定に保つ必要があります。
そして、聞いてて不快にならないように、微調整を重ねます。
ナレーションは好きだけど、収録して、取り込んで、編集して、映像と合わせて…
うん、やっぱり大変。
試行錯誤しながら、自分でやっと1本ニュース番組を作成した時のことを今でも鮮明に覚えています。
BGMの選曲
BGMをつける必要がある場合は、BGMの選曲も自分で行います。
選曲するのも意外と時間がかかる…
大手のテレビ局なら、BGMを決める人がいるのですが、地方弱小テレビ局ではそうはいきません(笑)
映像編集で使用しているフリー素材のBGM集や、課金しているものなど別の記事で書きたいと思います。
それまでしばしお待ちください><
動画編集、1人でできるようになったのは1カ月ほど
じゃあ、いつから一人で編集できるようになったの?
答えは、だいたい1カ月後くらいでしょうか。
やり方と手順を覚えれば、意外とすぐに編集自体はできます。
ただし、最初のほうに自分で作った完パケ(完成映像)を見ると…正直、クオリティは微妙。
そして構成も考える必要がある。
でも、編集ってやればやるほどコツがわかってくる。
数をこなすたびにスピードも上がるし、仕上がりも変わる。
動画編集にゴールはないけど、やればやるほど、面白くもなってきました。
ですが未だに、動画編集は複雑でやる前は少し気分が落ち込みます(笑)
撮影スキルも動画編集に直結する
在宅に切り替わる前は、撮影もたまに自分でしていました。
アポ取り→撮影→動画編集 という流れてニュース映像は作っていくのですが
一人でやろうと思えば勿論できます!ですが結構ハードです!
そしえて撮影も自分でやるとなると、そこで気づくんです。
編集って、素材で7割決まる。
無駄なカットばっかりだと、編集が超たいへん!
「あとでなんとかするか~」って撮ってると、後悔します。
逆に、綺麗で使いやすいカットが多ければ、編集もスムーズ。
撮影スキルも、やっぱり経験です。
1本のニュース映像を作るまでの流れ
1本のニュースを作るまで
取材予定を話し合う(どこに取材に行くのか社内で週1で話し合います)
↓
アポを取る。
↓
撮影機材準備、撮影 (撮影場所まで自分で運転します)
↓
構成、原稿作成
↓
動画編集(映像カット、テロップ、音量調整、BGM、etc….)
↓
ナレーション収録
↓
ナレーションと動画をくっつける
↓
確認作業
↓
完成!
という流れです! かなり大まかな説明ですが、こんな感じです。
今では、1本まるっと自分で作れるように
入社して6年目ですが、先程も言ったように、映像編集は約1カ月程で身に付けました。
夫の転勤の都合で在宅になってからは、現地の人に撮影してもらった映像をもとに
自分で原稿を書いて、ナレーションも録って、編集までぜんぶ担当。
1本のニュース映像を、最初から最後まで自分で完成させることができます。
ちなみに、5分くらいのニュース動画では
素材チェックから仕上げまで、だいたい10時間くらいかかります。
もっと効率よく時間を使えば短縮できるし、扱う素材によっても編集時間は変わってきます。
映像編集に挑戦したい人へ。まずは“地方テレビ局”から



「動画編集や映像編集やってみたいけどどうすればいい?」
そんな人には、まず地元や地方の小さいCATVや制作会社で働いてみるのがおすすめ。
大手は“経験者採用”が多いけど、
中小や地方の会社は、人柄ややる気でチャンスをくれることも多いです。
特に今は、どこも人手不足。私が今勤めている会社だって例外ではありません!
未経験でも「ちゃんとやりたい!」って気持ちがある人なら、きっと必要とされます。
最後にひとこと
私にとって、全くやるつもりがなかった映像編集のお仕事。
ママ友なんかに「動画編集やってて…..」 とかいうと
「え!すごい!私には無理!!」
という反応が結構かえってきます。
ですが、やってみると意外とスマホを触るのと同じくらいと言うと大げさですが、
思っているより意外とできます!



自分には無理
と思っている方も、思い切ってやってみると私みたいに可能性が広がってくると思います。
でも、正直 本気でやりだすと地味な作業やしんどい作業も。
動画編集の仕事に挑戦するなら、愛着のあるものから取り組んでみる事をおススメします!
私自身は地元に愛着があり
もっと地元を活性化させていきたい!という思いがあるからここまで続けられてきました。
是非皆さんも、一歩踏み出して動画編集の世界へ飛び込んでみませんか?
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