まみです! 地方CATVでナレーターをしています(在宅です)
今回は在宅のナレーターに興味がある方、始めたい方に在宅でナレーターになるためにどういうステップが必要なのか私のステップを元に説明していきたいと思います!
・在宅ナレーターになるためのステップは?
・アナウンススクールやナレーションスクールに通う必要は?
・在宅ナレーターに必要な機材は?
・在宅ナレーターのリアルは?
STEP0:在宅ナレーターへのステップ。中学時代の“声”への憧れからスタート
初めからSTEP0と、ごめんなさい。私のきっかけをお話させてください><
私の“声の仕事”の原点は中学生の頃でした。
教科書を声に出して読むのが好きだった私は、先生から
「アナウンサーになったら? アナウンサーに本当になったら、○○先生のお陰でと言ってよ!」と言ってもらえたことがすごく嬉しくて、その言葉がずっと心に残っていました。
でも、実際自分には無理だ…
と思っていたので、普通に高校へ行き大学へ進学してその後もOLとして働いていました。
転機が来たのはOL時代です。
こちらの自己紹介の記事に今の会社に入社した経緯が書いてあるのでご興味ある方は是非↓

OL時代の転機がきっかけで、当時住んでいた近くのアナウンススクールに通い
訳あって地元の島に帰り、地元CATVのキャスター・ナレーター志望で入社します。
STEP1:在宅ナレーターへのステップ。まずはアナウンススクールへ!
アナウンススクールへと書きましたが、在宅ナレーターを目指すのであればナレーションスクールや声優養成所みたいなところでもいいのかなと思います。独学では限界がある分野かなと….
私の場合は、たまたま当時住んでいた近くの(といっても九州では一番有名だった)アナウンススクールに約3カ月全10回通いました。
民放系のアナウンススクールで、その後NHKの研修にも参加するのですが、NHKと民放、また違うんですよね~
アナウンススクールではどんな事を学習したのか、かなりざっくりですがまとめました。
・発声の仕方、発音の仕方
・人前で話す練習
・原稿の読み方(事件、事故、政治、経済、etc)
・リポート、インタビュー
・イベント司会など
私達は日本語を話していますが、意外とちゃんと発音していないというか、相手に伝えるためには「え」なら少し横に開いた「え」の口にして発音するなど、ちゃんとした発音って意外としらないなと実感しました。
民放のアナウンススクールだったので、かなりはっきりした発音を求められましたが、後程参加したNHKの研修ではその発音を指摘されました。
「民放とNHK、結構違うんだな~!」と実感しました
皆さんもテレビで違いを意識しながらアナウンサーの声を聞いてみてください!
そして、私が通っていたアナウンススクールは、アナウンス志望だけの方ではなくいろんな年齢、理由で来られた方がいらっしゃいました。
・アナウンサー志望の方
・気象予報士の試験に合格した方
・就活の面接対策のために通っている方
・キャリアアップを視野に入れている社会人
・自分を変えてみたい!と思っている社会人
因みに、今でも当時のアナウンススクールでできた友人とはたまに会っています^^
友人はNHKの地方キャスターとして活躍中です!
アナウンススクールは
「アナウンサー志望の方だけが通うスクールではないんだ」もっと早く通っておけばよかったなと思いました。
就活の面接対策でアナウンススクールに通うのは本当におススメですし、
社会人になってからもアナウンススクールに通う事は人前で話したり、普段のコミュニケーションのためにもとても良いことだと思います。
アナウンサー、そしてアナウンススクールに通うと必ず購入するこちら
「日本語発音アクセント新辞典」 こちらは在宅ナレーターでも必須の持ち物です。
日本語(標準語)のアクセントを調べる事ができます。
![]() | NHK日本語発音アクセント新辞典 [ NHK放送文化研究所 ] 価格:5500円 |

因みに、私の母も「きれいな日本語しゃべりたいけん~♬」と同じものを購入しました
在宅ナレーターへのステップ。アナウンススクールを出るとプロ並みになるの?
答えは、NOです!!
ですが、当時アナウンススクールを出た私は、今思うと自信たっぷりだった気がします(;^_^A
地元のCATVに就職してからも自信があり、ナレーションを読むのが楽しくて仕方ありませんでした。
好きな事で仕事ができてる! まさにその状態でした。
ですが、入社当時の音声を聞くと、ヘタすぎて聞けません。。。
アナウンススクールを出てからが始まりだと思います。
ナレーターの仕事について6年目ですが、やっと少し「私はナレーターです」と言えるようになってきました。
STEP3 : 在宅ナレーターへのステップ。経験、実績を積む
経験や実績を積んでいく必要があります。
私の場合は、地元のCATVに入社して、ナレーターの先輩はいませんでしたが、自分なりに自分のナレーションと録音した音声を聞きながら日々改善していきました。
自分の声を聞くのは最初は恥ずかしいのですが、すぐに慣れてきます。
何度も何度も繰り返し聞いて改善していくことが大事だと思います!
ですが、先輩がおらず、自分の癖や改善点を指摘してくれる人がいないので行き詰っていました。
そこで・・・
STEP4 : 在宅ナレーターへのステップ。もう一度プロの方に聞いてもらう
スクールを出て自分なりに頑張って、ある程度上達した所でもう一度プロの方に教わるという方法はとてもおススメです!
私は、東京のNHK研修センターへCATVキャスター向けの研修に参加させて頂くことになりました。
研修に参加する前とした後では、各段にナレーションスキルがアップしたと実感しています!
*現在もNHK研修センターで同じコースがあるか探してみましたが見つけられませんでした。
他にも、NHK研修センターではいろんな講座がありますのでご興味ある方は見てみてくださいね!
STEP5:在宅ナレーターへのステップ。機材をそろえる
在宅でナレーターになるためには、やはり機材が必要です!
・マイク
・オーディオインターフェース(マイクとパソコンの間にあるもの。ノイズなどを除去してくれる)
・録音環境(吸音材や共鳴を抑えた空間)
私はオーディオインターフェースは使用していません。
オーディオインターフェースを繋げると、かなり場所をとるためというのが大きな理由です。
引っ越して家が広くなったので、これから購入検討したいと思っています。
私が使用しているものをご紹介します!
宅録用マイク
マイクは、PCとUSB接続で直接つなげられるものを使用しています。
RODE NT-USB コンデンサーマイクロフォン
↓マイクはこちらを使っています。
![]() | RODE NT-USB コンデンサーマイクロフォン NTUSBプラス [USBマイク/スタンド内蔵/ロードマイクロフォン] 【送料無料】【即納】 価格:31680円 |

メリット | デメリット |
---|---|
・音声もかなりクリア ・机の上にのせて使う事ができる (マイクアームを別で購入する必要がない) ・ポップガードがついている ・マイク+オーディオインターフェースを買うより安く済む | ・直接PCと繋げられる・後でオーディオインターフェースを付けたくなっても usb接続マイクに対応するものがかなり少ない。 ・値段が高い |
オーディオインターフェースについては、使用していないので割愛します。
宅録環境について
在宅でおススメの録音環境は、私は寝室だと思います。
お布団が音を吸収してくれて、良い感じで録音できます(笑)ホントに!
ですが、毎回録音の旅に寝室に行くのも大変なので、パソコンデスクの上で現在宅録していますが
マイクの周りに吸音素材を用いる事で共鳴を抑える事ができキレイに録音ができます。
私が実際使用しているものです↓
![]() | 価格:3960円 |

こちらを机の上に置いて使用しています。ですが、これだけではまだ吸音効果が少ないので
自前のブランケットをさらにかけて(多少録音しにくくなりますが….)現在はその方法で録音しています。
↓お金をかけれるようになるとこちらも壁に貼りたいと思っている所です。
![]() | 価格:25883円 |

その他、宅録にあると良いもの
↓マイクアーム
![]() | 【楽天1位受賞】マイクアーム マイクブームアーム マイクスタンド クランプ コンデンサーマイク 耐荷重0.2から1kg 3関節 価格:3980円 |

私は付けておらず、電動昇降デスクを使用しているため、マイクの位置調整も机事行っています
が、マイクアームもこの記事を書きながら取り付けたいと思いました(;^_^A
在宅ナレーターのリアル:在宅ナレーションは“声”だけでは成り立たない
CATVに入社し、旦那の転勤の都合により結婚してからは完全在宅ワークとなりました。
因みに、コロナ前から在宅で仕事をしておりました。当時は

在宅で仕事をしています
といっても誰も信じてくれませんでした….
子育て中の現在、在宅で仕事ができる事にとても感謝しています。
ですが、実際はナレーションだけでは仕事は成り立ちません。
現在はナレーションのほか、映像編集やラジオパーソナリティーなども並行して行っています。
正直、ナレーション一本で在宅だけで食べていくのはなかなか厳しいのが現実です。
映像編集では、カメラで撮影した映像を送付してもらい、私が編集し原稿を書いてナレーションを収録。
映像編集の技術も身に着ける事ができました。ですが本音はナレーションのみでやっていきたい!!
映像編集の仕事についてはこちらの記事で紹介しています↓


最初から在宅ナレーターは難しい?私の正直な感想
在宅ナレーターをいきなり目指すのは、正直ハードルが高いのかなと感じますが
決して不可能ではないのかなとも思います。
声は生まれ持ったものですので、「いい声してるね」と言われた事あるかたなどは是非トライしてみると良いと思います! ですが、ナレーションのテクニックも必ず必要ですので、その辺はスクールに通って身に着けるのが一番だと思います。
いきなり在宅ナレーターになるにはハードルが高いと思う理由は2つ。
1つ目
クラウドソーシング(例えば「ここなら」「クラウドワークス」など)は競争が激しい
高単価の案件は、実績のあるプロがほぼ独占しているのが現実です。私も、なかなか太刀打ちできません。
2つ目
現場経験がモノを言う
結婚式の司会、地方のキャスター、アナウンサーなど、現場経験がある人は強いです。
クラウドソーシングでナレーションの受注をするにも、実績があるとかなり強いです。
ですが、クラウドワークスでも単価が安めに設定されているものは応募者も少なく、穴場だと思います。
実績を作っていくために、単価の安いものから初めていくといいと思います!
最後に:声の仕事は、日常の延長線上にある
ナレーションって「特別な才能が必要そう」と思われがちですが、実は“地道な積み重ね”が何より大事。好きなことをコツコツと、時には自分の声を聞いて落ち込んだりもしながら(笑)、でも続けてきたことで、今こうして仕事につながっています。
私も6年目ですが、まだまだです。一緒に頑張っていきましょう♪
コメント